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2021/12/07 21:07
こんにちは、MaktubのAyumiです。
今日は皆さんにお知らせしなくてはいけないことがあります。
思い返せば今年はこんなふうに大切なお知らせをするばかりでした。
今日もまた、このお知らせをすることに対し、時間を要してしまいご迷惑をおかけしてすみません。。。
11月の11日に、日本に帰ってきていました。
コロナ禍の帰国ということもあって、帰国前からかなり入念に準備をしながら、帰国後の日本での過ごし方を考えながらワクワクして帰ってきました。
今回の帰国は、夫が今年色々な病気をしたので、念のための検査をしようということで3年ぶりの帰国でした。
帰国後2週間は、自主隔離のためほとんど外出せずに過ごし、隔離が明けてすぐに夫も私も病院で検査を受けました。
私の方も、去年から咳がよく出ていたので、アレルギーか何かだろうと思い、検査してもらいました。
夫の家族が前もってかなり準備をしてくれていたので大きな病院ですぐに検査を受けさせてもらい、
私の方は肺に、ある一つの疑いのある病気が浮上し、検査入院が決まりました。
その後すぐに検査入院で、「結核」という感染症の診断が下りました。
結核と聞いて驚く方も多いかも知れません。しかし今は治療薬があり、薬をしっかり飲めば治る事は治ります。
ただし感染症であって、人に感染させる恐れがあるため、結核病棟がある専門の施設に許可が降りるまでは入院しなければいけません。
私の場合、今は咳がほとんど出てないので感染の心配はほとんどない状態らしいのですが、結核と診断されたら法律ですぐに保健所の指定する病院に入院が必要のことです。
入院期間は人によりますが、最短でも2ヶ月ほど、長い方は半年以上になる方もいるそうです。
私は診断がついた次の日には指定の施設へ入院になりました。
突然のことだった上、日本に3年ぶりに一緒に帰ってくるのを楽しみにしてた、夫あきおくんとも今後面会も出来なくなる事となり、かなり凹みました。
先に言っておくと、体の調子は実際のところそこまで酷い症状などは出ておらず、自分が結核だなんて本当に信じられない位です。
隔離施設への入院前、たった1晩しか準備期間がない上、頭が回らない中、これからの仕事のことをしっかりと決定できないまま入院してしまい、オーダーが途中のお客様や、次の天然石の掲載をお待ち頂いてくれてる方々からのお問い合わせ等にお答えできないまま1週間が過ぎてしまいました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
今の私の状況は、完全に個室の病室から一歩も外に出てはいけない状態で、最初の数日は正直泣いて過ごしてました。
ですが、夫から差し入れが届いたり、遠くに住む友人達がお手紙やおすすめの本を送ってきてくれたり、たくさんの周りの人に支えてもらいながら、やっとこの状況を受け入れ始め、この治療の時間を有意義に過ごそうと前向きな気持ちになったばかりと言ったところです。
そしてやっと落ち着いてこの先を考え、どのようにこれからを皆さんにお知らせ出来るかを考えました。
Maktubは、私が2010年から2011年の終わりまで、約2年間の世界一周の旅の中で出会った宝物です。
2012年の年明け早々、屋号をMaktubと決め、この10年大切に大切に両手で抱えながら共に生きてきた魂のようなものです。
私にとってマクラメ編みは人と人とを繋いだり、人と人とのご縁を結ぶこと。
マクラメ編みを通して、沢山の「愛」と出逢い、その度私の魂は震えるほど喜びました。
そして、天然石を通して、大地への感謝を知り、生き物の循環を知り、自分も地球の一部であることを知り、その喜びを知りました。
私が感じた、嬉しいーーって気持ちを伝えたくて、一緒に喜びたくて、このMaktubを続けてきました。
だから、
病室でマクラメ編みを編む事もできるかも知れない、けれど、マクラメ編みを編む時は、心も身体もバランスのとれた愛で溢れてる時に嬉ししーーって気持ちが溢れてる時に作ったものをお届けしたい。そう思い、マクラメ編みの道具は一つも病院には持ってきませんでした。
そして天然石も同様、自分の手で一つ一つ嬉しい気持ちで撮影して、紹介文を書いて、一つ一つ愛を込めてご紹介したい。
そう思いました。
今は、私の中の嬉しい気持ちが、溢れるほどなくて、みんなに少しづつ分けてもらいながらこの病気と向き合っています。
なので、いつとははっきりと言えませんが、必ずまた元気になって、病気をしっかり治して、みんなに嬉しい気持ちを分けれる位元気になってから、またここで活動の再開をお知らせさせて頂きたいなと思います。
それまで少しお休みをさせて下さい。
年末に予定していた福袋も、申し訳ございませんが中止とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただければ幸いです。
現在メールでのお問い合わせの返信が滞ってしまっておりますが、順次お返事して参りますのでもう少々お待ちください。
また、オーダーを頂いてる皆様、大変申し訳ございません、それにつきましてもそれぞれご連絡させて頂きますので少々お待ち下さいます事
お願い致します。
最後になりますが、結核の事。
結核は、早期発見し、専門のお医者さんの指示にしっかりと従い、根気良く治療すれば必ず治る病気と言われています。
昔の病気と思っている方が多いそうですが、日本は結核の中蔓延国。今も年間15,000人程の方が発症していて、
ただの咳と思い、病院に行くことや検査することを後回しにしたりして診断が遅くなったり、また、結核の診断を出来るお医者さんも実はそうも多くないため、医者をたらい回しにあうことも少なくないらしく、治療が遅れ、亡くなる方も年間2000人程いる感染症です。
実際は肺のレントゲン写真を撮れば簡単に予測はつくそうです。
咳が2週間以上続く場合は、必ず何か原因があります。
そして誰でも関係なく、どこで感染するかわかりません。
私もどこで感染したかはわかりません。
なのでもしこのブログを読んで、自分の長引く咳に不安があったら、ぜひ受診して下さいね。
そして身近にいる家族や友人の長引く咳が気になったら、ぜひ受診を勧めてあげて下さい。
結核が分かったときはかなり不安でしたが、今少し冷静になってみると、今病気が分かって本当に良かったって思います。
日本に帰ってきてて良かったって。
日本では結核にかかる治療は公費で負担され、保健所のバックアップも手厚いです。
メキシコで診断だったらどれだけの人に迷惑をかけてしまっていたか。。。想像するだけでもクラクラします。
今年は夫がデング出血熱に腸チフス、私が結核。感染症に悩まされる一年。
身体の大切さを痛感する一年であり、沢山の人に生かしてもらってることに感謝する一年でした。
私はどんなに最短で退院出来ても、人への感染力が無くなっただけで、半年から9ヶ月は薬を飲み続けなくてはいけないので、海外に出られません。
もちろん海外に出ようと思えば出れるけど、今の状態で他の感染症にかかった時のリスクを考えると自分のためには日本でじっとしているのが1番なのかなって思います。
それよりも、1ヶ月に1度は通院して1ヶ月分の薬をもらうと思うと、メキシコに帰ってもまた戻ってくる度にコロナのための2週間隔離があるままでは実際は難しいかと思いますが。
なのでメキシコにいる動物達の為に、夫は先に1人でメキシコに帰るしか選択はなく、私は投薬が終わるまでは日本に居ます。
家族みんなで一緒に居れないのは本当にとても寂しい事ですが、治して絶対みんなの元に帰るぞー!と言う目標に向かって頑張りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
写真は地球の美しさをぎゅーっと詰めたような結晶一つ一つが美しいダイオプテーズインマラカイト。
帰国前にあきお君が原石から研磨した大きこのルースはジュエリーという身に付けるものとしてではなく、見て触れて地球を感じて楽しんで頂けたらなって思って紹介したく、連れてきました。
私達人間も、この結晶と同じように、地球の一部分。自分の細胞一つ一つが愛おしいですね。
皆様もくれぐれもご自愛下さい。