Blog
2021/05/11 23:15
最近よくお問い合わせの際に、「DVD見て練習してます!や、YouTube見てます!」に続いて、参考になりますや、思い通りに編めるようになりました、欲しいって言ってもらえるようになりました!などなど嬉しいお言葉を添えてご連絡下さる機会が立て続けにあり、
そのどのメールからも、マクラメと出逢ってどんどんマクラメの魅力に惹かれ、楽しくて楽しくてワクワクしてる様子が文面から滲み出ていて、そういったメールをもらうたび私も嬉しくなって、自分がマクラメと出逢った頃を思い出して、こうやってマクラメの魅力は広がり続けてくんだなあって思うと心底嬉しいです。
マクラメを初めてしばらく経ったある時、
「ただなんとなく出来上がった物が完成品なんじゃない、それがいくら可愛いい仕上がりだったとしても、自分が作りたいと想い描いた物が出来上がった時、初めて自分の作品として完成したと言えるんだ」って、
自分の作った物を見た時そんなふうに急に思って、全然まだ作りたいもの作れてない!作りたいもの作る為の技術が備わってないって気がついて、
徹底的に糸の運びを研究して、具体的に何をどうしたらどういう模様になるかだったり、糸を結ぶ事で表現出来る事を試し続けた中で見つけた自分の好きな「ベスト」。
誰にとっても正解なわけじゃないし、もちろん何事にもだけど正解なんて無いから、見つけるべきは自分にとってのベストな状態で、それは人それぞれなんだけど、思い通りに編めるって本当楽しいんですよね。
出したいライン、出したい雰囲気、表現したいものに合わせて手が自由に動いていく感覚。
MaktubのDVDは、そんな風に自分ととことん向き合った先に出来上がった形であって、役にたったと言ってもらえたらそれはもう嬉しくて堪らない上、同じ喜びや楽しさを感じてもらえてると思うと、もうこの上ないです。
DVDは予定では年内で販売終了の予定で、もしご興味のある方は終了前にお早めにご注文下さいと、とちょっと便乗して宣伝もさせて下さい。
Maktubオリジナルのマクラメ用のボードとクランプセットが長らく単品でご購入頂けなかったのですが、ご注文頂けるようになりましたのでそちらも合わせて宜しくお願いします〜!
さて、私は今マグダレナにオパールの買い付けに来ています。
もはや一年半ぶりとなりました。
パンデミック前、2019年の年末が最後です。
4ヶ月に1度は会ってたマグダレナのファミリー達、ちょこちょこ様子をお互い気にしてwhatappで連絡取り合っていたけれど、やっぱり直接会って話を聞くと本当皆んな色々あったみたい。
そうそう、まず私にも大きな変化があって、最後にここに来た時は、スペイン語より英語の方がボキャブラリー多くてコミュニケーション取りやすかったんですが、パンデミックが始まって家から出られない期間、実はものすごくスペイン語勉強してたんです。
本当にこればっかりはパンデミックが無ければこんなに変わってなかったと思います。
私はびっくりするくらい記憶力が乏しくて新しい言語をなかなか覚える事が出来なくて、もうなんなら覚えようとする前に諦めかけてたんですが、この丸1年、週5ペースでスペイン語のマンツーマンクラスをSkypeで受けて、今全く苦手意識なくスペイン語でコミュニケーションが取れるようになりました。
ちなみに夫あきお君も別々でマンツーマンクラスを同時期に始めたんですが、あきお君って記憶力ものすごい良くて見事に私の半分の期間で終えました。
2人とも言葉の壁を乗り越えたって事もあって、メキシコ生活がより楽しくなりました。
話は戻って理解力が増した私は今日はとにかく一年半分の近況報告をし合いました。
マグダレナの1番最寄りの大都市グアダラハラは、メキシコの第二の首都。
マグダレナと車で2時間くらいの距離で、結構マグダレナの人達は買い物とかでしょっちゅうグアダラハラに行きます。
私の街からここへ来るまでに、必ず空港を使うので経由する街でもあり、
そんなグアダラハラが、コロナ関連のメキシコ国内のニュースで見てかなり酷い様子を知っていました。
そもそもそれが理由でマグダレナに来ていなかったわけですが、
でもマグダレナのみんなは、私が「行きたいけど今はちょっと怖いからやめておくね」って言うと、
「大丈夫大丈夫!空港まで迎えに行くよ!」とか軽い感じでメッセージくれてて、
もともと都会が苦手な私は交通量が多すぎて目が回りそうになるので、大体グアダラハラの街は素通りで、Uberを使って空港からマグダレナに直行しますが、でもマグダレナの人達がどれくらいの頻度でグアダラハラに行っているかよく知ってるので、どんなに気をつけても怖いなって思って来れませんでした。
私達夫婦は結構な年上の方とお友達として付き合って頂く事が多くて、私達のリスクより、万が一移してしまいたくない人が胸の中に何人も居たから結構気をつけてました。
今メキシコはすでに50代の接種が始まったくらいワクチンの接種が進み始めてるので、周りの方々希望者は結構普通に皆んな打ててるようですが、
年末年始がかなり酷かったみたいで、私にとってマグダレナの父であるひとが、1月に実は死にかけたって急に言うから本当ビックリしました。
娘が最初かかって、姉妹全員に移って、お母さん移って、最後お父さんで、お父さんだけ重症化して呼吸器がなかなか外せなかったそう。
しかも公立も私立もどの病院も満床で自宅に隔離した治療エリアを作って防護服着た医療チームに通って来てもらって治療てもらったそうです。
自宅に医療チーム呼べて良かったけど、もちろん相当な高額で大変だったろうなって思いながら話聞いてたらまたオパールの話に戻って、「一年半前来た時に見せたあのオパール覚えてるか?」って前来た時に見せてもらったものすごいでかいトップクラスのオパールの事で、「あ、覚えてるよ。売れたの?」って聞くと「娘が中国人にネットで売ったんだ。」と。
そう、私がこのお父さんに出逢った時はまだ垢抜けない高校生で、たまに店に来てお父さんの横で仕事を見てた娘が、いまや高校を出て父と同じ道に進み、かなりやり手の売り手になっていた。
お父さんとは別でオンライン販売の道を広げてるようで、中国をメインに大口の顧客が何人もいるらしい。
彼女が取り扱ってるオパールは一般には絶対出回らないような超富裕層向けのオパールで、私は買うわけないんだけど一応見せてはくれるんです。
まあつまり金銭的にもオパール売ってなんとかなったようで、
今だから話せる的に笑って話してたけど、身近過ぎて本当怖かった。
しかもね、そもあと回復してツーソンまで行ってるっていう。
私が住んでるチアパス州で聞く話よりなんかことの重大さがリアルでした、、、。
私も帰ってからちゃんと気を引き締めて自主隔離しないとな。
そして、他にも色んな人と会って話ししてて、やっぱり今ほとんど海外からのバイヤーは来ないのででインスタグラムでの販売に切り替えた若い世代の卸業者達の話にも驚かされました。中国を中心に日本、アメリカが主な取引国らしいですが、仲介をいれずに小売りすることになったので収入が桁違いに増え、車が変わったり、他の事業も始めたり、もう父親世代のやり方を継ぐ若い世代の人はいなくなっちゃうんじゃないかなと思いました。
それより心配なのは、鉱山で中心的に働いてる人が、若くて50代だという事。
もちろん重機を入れて掘りますが、細かい掘削作業は人手が必要で、経験値も高くないとそんなに簡単にオパールは見つからないわけで、若い世代の鉱夫がすでにほとんど居なくなってるって、結構問題なんじゃないかと思います。
鉱山業務は水没や土砂崩れなど危険と隣り合わせで、昔はそれでも一攫千金と引き換えに、なり手が沢山いたわけですが、今の時代はその危険と同じだけの報酬は無く、その仕事を選ぶ人も中々いないわけです。
日本がバブル期の頃がマグダレナの黄金時代だったと聞いた事があります。
今後のマグダレナの変化が気になりますね。
と言ったところで今日おしまい。また引き続き現地よりリアルタイムブログ綴っていきますので引き続き宜しく是非遊びに来てくださいね。