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2021/02/17 11:32

皆さんこんにちは、そしてご無沙汰しております。


今年最初のブログが2月ももう中旬だなんて、新年のご挨拶もしそびれてしまいました。。。

今更ながら、今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年も自分達の作りたい物を大事に一つ一つ形にしていきたいと思ってます。
そして変わらず今年も、「今」目の前の幸せを感じ、在る物を喜び、溢れた物を分け合う暮らしを通して、
皆さんに作品を届けていきたいです。


相変わらず神様は有難いことに沢山の前兆や気づきをそっと人生の中に石ころみたいに置いていかれる。

ここ最近はその石ころにたくさん躓いて転んで、起きて、方向転換して、仕切り直しては、躓いて、また気が付く。

心の向くまま、笑顔の出るままに答えを出し続ける日々です。

全部良い方向へ向かうためのことと受け取っていれば、多少の荒い前兆も受け入れられるものです。



先日ね、体調を大きく崩して入院に至ってしまう出来事がありました。

去年の8月くらいから気管支の調子がずっと悪くて、もともと気管支が弱い方なのですが、
咳が何ヶ月も止まらなくて、熱は出ないし、他にきつい事もなく、(人の目線だけ気になるけど)
たまに良くなったりするのと止まらないのとをずっと行ったりきたりしていて、
ただコロナの事もあるし、病院に行きたくなくて、ずっとこれってなんなんだろうって我慢してました。

ずっと一緒にいるあきおくんにうつしてしまう感じもなかったし、とにかく共存してたんですが、

年始早々、メキシコで仲の良いファミリー達と車で旅行に行ったのですが、人混みや公共交通機関を避けて車でずっと移動する旅だったので私は運転できないし、私車に乗ってただけみたいな感じなんだけど、それでも結構疲れたっぽくて、
サンクリに戻ってきたらどんどんその咳がひどくなってきて、熱まで出てきてしまって、喉が腫れて痛くて呼吸が苦しくて、
あれ、これなんかもしかしてコロナ?みたいになってしまって、その日は日曜日だったんだけど救急で見てもらうことに。

病院について早々、症状を聞かれ、警備の警察官に中にはすぐに通してもらえなくて、
しばらくしてから厳重に防護服を着た看護師さんに問診を受け、熱を測った時点で39度。

「ここから先は家族とはもう会えません、了承できますか?」と。
家族は病院に入れないので屋外で待っていてくださいと言われて
あきおくん状況がいまいちよくわからず、「え?外でどれくらい待てば良いんですか?」と聞くと、
「1日かもしれないし2日かもしれないし、それ以上かも。まだわからないけどとにかく呼ぶまで待ってて」と。

とりあえず今から隔離しますよと、あれよあれよと隔離病棟に入れられてしまった私。

最後にあきおくんとお別れをした時には、ああ、もうこれが最後かもしれない。と、本気で思って泣けてくるようなシチュエーション。

完全隔離の病室、防護服の看護師さん達、色々と問診を受けて、胸部レントゲンを撮ると、みんなすぐに出て行ってしまって、
不安でどうにかなりそうだったけど、
しばらく経つと、防護服の先生が現れて、コロナの可能性はほとんどないだろうと告げてくれ、やっと安心。

だけど自分が隔離病棟(コロナ患者用)に居る事に違いなく、これ一体どうなるんだろうと不安が拭えない。

ああ、あきおくんは一体どうしてるのだろうと気になりながらも、様々な点滴を打たれて眠りについた。

目が覚めても時間はわからないし、看護師達も様子を見てはすぐに出ていくけどもう翌日になってるようだった。

でも点滴のおかげでほとんど体調は良くなっていて、隔離病棟に居るよりは家に帰りたくて、いつ帰れるのか聞けるほど回復していて、
今日の夕方には帰れるよと言われたけど、それは叶わず、PCR検査の結果も待たないといけないし結局3日間の入院となったのでした。

あきおくんは、ほとんどの時間を病院の外で待っていてくれたらしい。
他にも中に入れない家族達が病院の外で野営してるんだけど、夜になると、教会の人達が炊き出しに来てくれて、食事やコーヒーをもらえたと言っていた。

そして私が行った国営の病院は、ありがたいことになんと全てが無料だったのでした。

入院中、頭の片隅で、ずっと医療費が怖かった。 保険に入っていないし、隔離病棟の個室なんて一体いくらになってしまうのか。
ちょっと元気になってきたらそんなことばかり考えてたのですが、
退院して無料だったと聞いて、本当もう病院に足向けて寝れません。てくらい感謝です。
防護服の中で汗を垂れ流しながら一生懸命働く医療従事者の方々へも本当に感謝。
そして私の身分証を一切提示する必要がなかったってことにもびっくり。
私がどこの誰であろうと助けてくれたんだなと思うとメキシコの懐の広さに感服です。



コロナが流行り始めた頃、よく感染者数を国民の数で割って何%とかってニュースを目にして、
その頃初めて知ったのが、
日本とメキシコって人口がほとんど一緒、というか日本の方が人口が多いということを知って結構びっくりしたのを覚えています。
国土はメキシコの方が遥かに大きいのに人口一緒って!

そんなメキシコ、日本の比じゃないほど感染者も死者数も多いです。
実際私が入院していた隔離病棟も他に沢山入院してる人いて、ほとんど意識ない人ばかりでした。


人によって考え方は様々だから、コロナにかからないように気をつけてって言うつもりはないけれど、
「ここから先、もう家族には会えません、いいですね?」と聞かれることの恐怖は伝えたい。




と、PCRも陰性でしたが結局私の病気は何だったんだろうかよくわかんないんですけど。
結局なかなか抜けない咳。

と、ちょっと暗くて重い話となってしまいましたが、
このことをきっかけに、私とあきおくんは、なんか色々吹っ切れて、
今めちゃくちゃ幸せです。



退院して家に戻り、庭の芝に裸足で立ったら涙が溢れて止まらなかった。
生きてる。自由がある。果てしなく広がる空がある。

私は地球の一部。
地球の一部として、生きていたい。


なんかそんなふうに思ってたら、色々引き寄せて、
上昇気流に乗って在るべき姿に、いや、在りたい姿にどんどん近づいていくのを感じる日々。


鼻歌を歌って、手を繋いで、忙しい忙しいといいながら自分の好きな物をひたすら作り続ける日々。

私達は気持ち次第でどこにでも行けるんだってことを忘れずに。

あきおくんは昨日からCabaña(山小屋)を建てに少し離れた私たちの移動予定地に行ってくれてます。
私は動物達とお留守番。しばらくこの生活が続くかな。ワクワク。

そんなわけで光溢れるマクラメジュエリーを、幸せいっぱいの気持ちで作り始めることができました。

冬は終わりを告げて、
もう春はすぐそこ。



去年末インスタグラムでも紹介した、宇宙に宿る小さな命のようなエッグインオパール。



その他7点ほど新作ジュエリーを2月末ごろ掲載予定です。

現在Maktubでは取り扱い天然石の全て、
2019年のツーソンショーで買い付けた原石やその前からコツコツ集めている原石から少しづつですがあきおくんが全て研磨しております。
しばらく国外買付は行く予定はありませんが、
2019年のツーソンはかなり当たり年で、なかなか出会うことの出来なかった質の良い原石を結構な勢いで買ってきていたのがこんなに後になっても本当に良かったなあと思うこの頃です。

なのでまだまだ研磨待ちの原石達はあきお君の前で列を作って待っている状態です。

石屋さんを始めてから、ツーソンももちろんの事、インドやスリランカ、ドミニカやここメキシコでもそうですが、
産地へ足を運び、直接石に触れて石を選び、自分の目で見て心惹かれた石だけをお客様にご紹介してきた中で、
このご時世、なかなか産地へ行くことは難しくなってしまった故に、
オンラインで仕入れてオンラインで売る石屋さんが主流となってしまったけれど、
それでも今まで続けてきた自分の中のポリシーを守り、
私たちのところで温めている原石から磨いた天然石をご紹介できる限りは、
Maktubとして天然石屋さん、そしてマクラメジュエリー作りを続けていきたいなあと思います。

とは言え次回の新作天然石の掲載は未定です
カメの歩み、いやカタツムリ並のペースかもしれません。
だけど私たちの歩みで、しっかりと、作り、届け続けますのでどうぞ今年も宜しくお願いします❤︎


メキシコから愛を込めて。


Maktub    AYUMI





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静岡県伊東市宇佐美3368-45
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