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2020/11/29 09:03
皆さんこんにちは*
昨日に引き続き今日は日々の想うことを織り交ぜながら、新作ジュエリーのご紹介をさせていただきたいと思います。
少し長いですがどうぞごゆっくりお立ち寄り下さい*
今月の新作ジュエリーのテーマは、
当初、「Save the earth」''地球を守る’’ でした。
(私の作るマクラメジュエリーは、私の日々の想いをデザイン画に反映させて結んでいくといった手順で仕上がっていきます。)
今月は、中米全域が大型のハリケーンが上陸し、私の街も広域に洪水が起き、川の近くに住む方々の家がたくさん浸水してしまったり、
国、地域によっては家ごと土砂崩れで流されたり、今も避難生活や電気の無い暮らしをされてる方々がいます。
日本でも、「令和2年7月豪雨」があったように、世界中で大規模な天候による災害が頻発しているのは、ニュースをたまにしか見ない私でもわかるくらい。
そのどれもが、10年に1度、20年に1度と言われる豪雨が毎年来たり、今回の中米のハリケーンは立て続けに次の週に来たりと、
一度だって辛いのに二度、三度って、、、。
気候変動に関しては専門家の方々でも意見が大きく違うので、
これが私たちの、日々、環境にかける負荷や汚染が原因とははっきりとは誰にも言えません。
地球という命の長い歴史の中では氷河期があったりと気候は変動するものとも言えます。
そもそもハリケーンが起こる事自体は地球に負荷がかかるなんてことは一切なくて、
今目を向けるべきは何なのか?
そう考えると、
ハリケーンや豪雨でどう地球が苦しいかって、
台風や洪水で家や街が浸水したとき、プラスチック製品やビニール袋、必要以上に生産され続けている「自然に還らないもの」が、
川に流されたくさんのものが海にたどり着いてしまったり、土砂に巻き込まれて土に埋まってしまったりすることなんじゃないかと思います。
それは地球に生きる様々な生物に対してとても大きな負荷だよなーと思います。
たとえ故意に海に流すわけじゃなくたって、
いつも必要以上に使わないように気をつけてたって、全ての製品が自然に還る素材で出来てない以上、こうしてハリケーンなどが原因でどうしようもなく海に流れ出させてしまう事を防ぐことは出来ないです。
実際、東日本大震災後、津波でたくさんの漁業用品や生活用品が海に流され、今や世界の海の広域に渡って、津波にさらわれた自然に還らないゴミが漂い続けていることが大規模な調査でわかっているようです。
私たち一人一人の心の中に悪意なんてなくても、身の回りにあるプラスチック製品との付き合い方を、社会全体で見直していくことが正直必要な状況だと思います。
地球を守りたい。
その想いで頭がいっぱいになった1ヶ月でしたが、
結局のところ、「どうやって」が頭の中でもやっとしたままで、
去年から私自身が取り組み始めた環境を守るための取り組みに対しても、一年が過ぎ、どれだけ何を守れたのか?
消費を見直すこと、不買運動をすること、守ろうとしてしてやってきたことは、どれだけ意味のあることだったのだろうか?
地球を守るっていう大きなテーマに頭を抱えながら、
守るってなんだ?地球を守る強さを私は兼ね備えてるのか?と、無限ループに落ちかけた時、
地球を愛する気持ち。これがやっぱり1番大切な気がしました。
私なんでこんなに地球の事を守ろう守ろうとするんだろうって、
愛してるから大切に思うんだと思います。
【愛することから生まれる優しさで地球と共に生きる。】
地球は美しい。
その美しい地球を目一杯みんなと分かち合いたい。
地球の美しさを分かち合って、みんなで愛して、大切に思う気持ちに繋がっていけたら、
それはもうこの上ない素敵な循環に繋がるのかなと思います。
そうして改めて授かったテーマは、
【Love the earth】
一作品目は、
〜Vena de la hoja〜 YOUMYAKU
葉脈が広がっていくイメージでデザインしたこちらの作品。
地球上の生きとし生けるもの、人間も、動物も、植物の命も、
本当に神秘的で、美しくて、儚くなんてなくて、常に循環し、決して消える事のない命を誰もが持っている。
私たちの愛する地球は、そうやって繰り返して循環し続けて今に続いていて、
私達も同じだってことを、ふと忘れてしまいがちだけど、
私達も今目の前の瞬間瞬間を感じながら、葉脈を広げるように、自由にただ喜びを感じ、循環に喜びを感じ生きていけたら、それはどんなに美しい世界なんだろうか。
目に見えないこの地球の命の美しさ、その美しさを想像して結びました。
生命がどれだけ美しいのか、そしてその循環の中に自分もいる事を誇りに思って生きていきたい。
そして作った二作品め、
〜Raíz del arbol〜 KINONE
樹の根をタイトルにデザインしたこちらのデザインは、
地中から美しい水を吸い上げ、ただただ静かに美しく呼吸する木々の存在を表現しています。
生まれたその時からその場所で、動くことなく、大地に根を広げ、地上に枝を広げ、
遠くから旅してきた風に気持ちよく揺られたり、
季節を感じて色をつけたり、鳥の歌声に耳を澄ましたり、その場から動くことなく大きく日々成長しながら、
声も上げず、ただ優しく呼吸しながら地球を守ってくれている。
なんて美しい命なんでしょう。
この美しさをただただ愛する気持ちが、地球の美しさを守るために繋がりますようにと想いを込めて結びました。
そして3作め、
〜Semillas de vida〜 INOCHINOTANE
こちらのペンダントは、美しき命の種をイメージして結びました。
小さな種の中に詰まった幾千もの記憶が命として芽を出すこと、
生まれること、命あること、それはこの世で最も美しい出来事。
一筋の青い閃光を放つレインボームーンストーンに魅せられ生まれたペンダントです。
どんな小さな生命に対しても、共に地球上の同じ生命である事を忘れずに、同じ地球という母を持つものとして、
仲間として生きていきたいですね。
そして最後、
〜Cielo azul〜
青空が反射しエメラルドグリーンに光るラグーン、自然の色って本当に美しいですよね。
その美しさに集まるのは人間だけでなくて、たくさんの美しい生命が集まっているからこそ美しいのかもしれません。
タンザナイトの空へ突き抜けるような青さや、艶やかでまるでラグーンのようなフローライトのエメラルドグリーンは、
自然界にいつもあるものでもなく、いろんな状況や天候に左右され偶然や奇跡的に出会える美しさですよね。
何千年生きてたとしても同じ雲の姿を見ることは出来ないだろうし、一瞬一瞬が奇跡の瞬間。
自然に目を向けると、本当は愛おしいことしかない。
この世は愛おしい事だらけです。
というわけで今月製作した新作4点、今月は30日夜9時に掲載致します。
どうぞよろしくお願いします*