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2019/05/09 07:32
水晶だからこそ出るこの艶と潤いを最大限に楽しませてくれる、
Maktub研磨の特徴的なこのぷっくりフォルム。
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なんだか握りしめておきたくなるような気持ちにも。
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こちらは加熱処理を施した後の原石から磨きあげたレモンクォーツです。
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檸檬色がしっかりと発色しながらも、
透明度がとっても高くて虹が綺麗*
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この形はエッジがくっきりしていて、ドーム型に高さがあるので、
マクラメで編んだ時に、
ティアドロップの先端が美しいラインで仕上がります。
石包みのはまり具合も、
とーっても気持ち良く仕上がります。
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ティアドロップ(雫型)ルースの石包みがどうしても先端の形が綺麗に出ないと、
生徒さんに相談されることが多いのですが、
平たいティアドロップは、
マクラメ編みだとどうしても包みづらく、
フレームより石が沈むので、
見栄えが悪く、
バチカンが揺ら揺らとしてしまったりと、問題点が多いですが、
ぷっくりフォルムのティアドロップは仕上がりの見栄えも良く、フレーム編みに最適です。
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とくに角度のキツイ先端のティアドロップで、それだけでなく平たいルースに限って言えば、
マクラメの石包みでの確実な固定は、かなり難しいと思うので、
なるべく石選びの段階でマクラメ編みに適した形を選ぶ事をお勧めします。
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Maktubで研磨しているルースは全て、
それぞれの天然石の魅力を引き出しながら、
マクラメ編みをする方にはとっても編みやすく固定しやすい形で成形してます。
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私自身、数年前まではインドやツーソンなどで、ルースになった天然石を買い付けてマクラメジュエリーを編んでました。
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いろんな種類、形、様々なグレードの違う天然石に触れ、
磨けば磨くほど天然石は艶々にはなるけれど、
最終的な美しさを最大限引き出すには、
磨きだけじゃなく、
形にこだわる必要があると思いました。
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そもそも、マクラメ編みにどうしても適さない形があります。
天然石としてどんなに綺麗でも、
包む事で魅力を引き出すどころか、魅力を隠してしまう事にもなります。
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そういった天然石には、マクラメ編みが適さないだけで、適した他の加工方法がちゃんとあるので、
マクラメ編みに適した天然石を選べるようになればいいだけなので、
マクラメ編みをする時は、仕上がりをしっかりイメージして天然石を選ぶと良いと思います。
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まず形状として、
何度も言ってしまいますが、平たく、横から見て角度の無い石はオススメしません。
とはいえ悪い見本になる天然石がうちには見つからなかったので、
オススメの横からのフォルムは、こちら。