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2018/07/20 10:30

昨日はひたすらに移動の話とバンガローが可愛かった話でしたが、

今日は、2日目の午後に訪ねた、サンフアンという湖畔続きの村のお話。

そこへはアキオ君が行こうと言いだしました。

私は全く予備知識無しで、アキオ君に任せっぱなしだった今回の旅の内容。

あゆみちゃん気にいると思うよと、連れてってくれる事になったのですが、
アキオ君の記憶は2年前のもの。

最初、隣の村だから歩いても行けるよというので、
歩き始めたのですが、
湖沿いを歩けば確かにすぐそこのような気がするけれど、
湖沿いは道がないので、山道を登り下り、そしてくねくねと、
ちょっと気温的にも乗れる乗り物には乗ろうよと、
トゥクトゥクに乗り、
あー乗ってきて良かったという距離を経て、
アキオ君が指定した村へ着きました。

その時、
アキオ君が指定した村はサンパブロという村でした。
そう、2年前の記憶は勘違いを起こし、
一つ手前の村でトゥクトゥクを降りてしまったのです。

しかし、その時点では全く気がついてなく、
とりあえずこっちの方かな?って方に歩いたのですが、
歩いても歩いても染物の影すらない、一本道に出てしまいました。
私はそもそも正解を知らないので、
まあいいじゃん呼ばれてなかったんだよと暢気にテクテクとハイキング気分。
だけどアキオ君はどうしてもその村に行きたいなぁと言って、
もう一度トゥクトゥクに。
でも正解がサンフアンという村だという事をアキオ君も知らないので、
とりあえずサンペドロという湖畔の中では大きめの村に一度行こうとなり、
発車してしばらく走ってると、
アキオ君が、
あれ!ここだ!ここだ!と、
トゥクトゥクを止めました。
どうやら見覚えのある景色に辿り着いたよう。
安堵の笑みで、村を案内してくれました。
記憶違いで隣の村ではなくて隣の隣の村だったんでした。

村を歩いていると、草木染めの美しい糸を使った織物や、雑貨を置いているお店が目につきます。
とりあえず何軒か入って見ました。
ツーリスト向け感満載なお店には、
英語とスペイン語表記で、どんな植物を使ってるかなどの展示がどのお店にもありました。



*後で聞いた話ですが、発色が良すぎる濃い色などは、草木染めと言いつつそうでないものも混じってる可能性もあるという事でした。


ぷらぷらと探索。

ここはどこのお国ですか?と聞きたくなるような、
とてもお洒落なお店作りをしている所も。
JICAやNPOなどのボランティア団体が入って色々な指導もしてるんだとか。

日本人やアメリカ人向けに作り込んでる感を少し感じました。
入りたくなる感じのお店。

このお店でもバッタリ日本人の女の子3人組に会いました。



可愛いい織物製品を見ていたら、
織物になった製品をいうよりも、
糸が欲しくなってきました。

本当に美しい色々。
絶妙な色加減、既製品には無い、
独特の淡い色。

もう見れば見るほどワクワクする色たち!!

糸があったらいいなあと、
また歩きはじめると、
あまりお店としては目立つ感じではないけれど何か惹かれる小さな店構え。
入ってみると、
奥で糸を織り機にセットしている女性とお婆ちゃんが一人。

周りを見上げると、コットンの木にふわふわの綿があふれんばかりにボフッと実っている。

なんだか良い気がする。

お婆ちゃんに糸はないかなと尋ねると、
籠の中に入った、大きさも色も違うたくさんの糸を見せてくれました。

その中から好きな色を選びながら、何で染めたのかを聞き、
元の植物なども見せて頂きました。

糸選び楽しい〜!!
コットンの糸は1本だと強度が無いので、3本どりで玉に巻かれてました。
それで0.5mmのワックスコード程の太さです。

そして選んできたのがこの糸たち。

好みの色♡


お店の人の人柄もとても良くて、
手にした時喜びでいっぱいになりました。

大満足でお店を出て、
また探索開始。

今度は何やらカラフルな絵を売ってるお店。

私もアキオ君も絵が大好き。
うちにもすでに何枚も旅先で集めた絵が飾ってあるのですが、
ちょっと見てみようと入ると、
もう絶対これでしょ!と言う二人一致の絵。
写真じゃ伝わり辛いですが細かい点描画のように書かれているカラフルなグアテマラの青果市場の絵。
一人一人違う、アティトラン湖の周りの村々の民族衣装を着ています。


絵を買って、(二人の両親にと、我が家にもう一枚)
持ってたお金を使い果たし、
残りは昼ごはん代と帰りの船代くらいしか残っていなかったので、
土産物屋で試着を楽しんだり、

ぷらぷらしながらも、
お腹の空いてきた所で、
お次はそのまた隣町のサンペドロと言う村へ。

サンペドロは旅行者も多くお店やホテルが沢山。

ここにも2年前アキオくんがお世話になったという方がいると言う事で、
その方のお店へ。

向かう途中入った、輸入食材のお店、日本の調味料や、アメリカのオーガニック食材などが売られていて、
欲しいものばかりだったけど日本の3、4倍の値段。
そこまでして日本食材には困っていなかったので、
来月帰るしやめとこっていう時に、
アキオ君のたった今、会いに行こうとしていた方がたまたまそのお店に!!
予想外にバッタリ再会。
その名もカバさん。

実は私もこの方、
テレビで見た事あって、
お店に入ってきた時にすぐあ!ってなってたw

そう、
「こんなところに日本人」で見たことがあったのでした。

現在はサンペドロで奥さんと焼き鳥をメインとした日本食のお店を湖畔沿いで営業されています。


美味しいベジ串焼きとカレーを頂き、

遅くなったけどと、
結婚のお祝いもしてくれ、
ビールをご馳走になり、

カバさんがなぜグアテマラに住み始めたのかなど話を伺っていると、
もともとカバさんはサンフアンで染めの指導をしていたとか!
染めの話もしていただき、
なんともう染めはしてないんだけどうちにある糸良かったら使ってよと、
カバさんが草木染めした糸を譲って下さいました。


この右側の玉ではない3色。
運命的に差し色にちょうど良いバランスがここで揃いました。

繋がりに感謝です。

そうそうカバさんのお店は最近リニューアルしてお店の場所が変わったので、お間違えのないように*
ボート乗り場を背にして左に歩いていくと素敵ロケーションですぐわかりますよー!
サンペドロを訪れる際には是非^^

もういい加減一文無しな私達はバンガローに篭りに帰宅。
夕暮れをデッキで楽しみながら早速草木染めの糸でマクラメを編み始めました。

まずは糸の強度や編み具合を知る為にミサンガを。
やはり編み方を気をつけないと巻き結びを引っ張る時に切れるので、
試行錯誤。
あっという間の日暮れでした。

本当に素敵な1日。
ゆっくりとした時間の流れ。
たまにゆっくりしに来たいな。



サンフアンとサンペドロの1日でした。




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