マグダレナ買い付け初日からいきなりフェイクオパールの話って。。。

でもします。

最近、フェイクのカンテラオパールの流通が進んでるらしく、

日本のお客様からも心配する声が聞こえてきます。

マグダレナで直接買ったという人が、うちの工房に確認しに持ってきたります。

これ偽物ですね！！てなったことないですが、やはりネットの情報などだけ見てると怖いですよね。

私が今まで買い付けでお世話になってるお店では見たことがなく、

私たちは原石買い付けがメインなので、最近は原石を譲っていただいてる方が磨いたルースや、直の工房からのルートで仕入れているので、まず偽物を見る機会がないのですが、

お土産屋さんぽいオパール屋さんには、母岩がマーブル状の模様になっていて、

あきらかにおかしい輝きのオパールは目にしたことありました。

でもものすごく分かりやすいので、まず普通買わないだろうと思います。

しかし今回見つけたフェイクは、

本物のカンテラの中に混ぜてあったりしたら、わからない人もかなりいて、買ってしまう人もいるんではないかなと思いました。

見せてもらったお店は、オパール屋が集まる中心地の公園周りにあるオパール屋。

去年一度ツーソンショーでお世話になって、気が合いメル友みたいになった方でw

ツーソンで会うとものすごいクオリティーのカンテラを持っているから、

現地買い付けの方が少し安く購入できるので、

ハイクオリティーカンテラはこの人に賭けてたのですが、

開口一番、

ラスベガスのショーに送っちゃったから今全然ないと言うではありませんか。

ラスベガスショー！？

知らん知らん。

ツーソンやデンバーだけでなくラスベガスショー！？

まったくの想定外すぎるショーとかぶり、

残ったロークオリティーのいろんな価格帯のカンテラが入ったパケをドサっと机の上に広げ、

これは？これは？と、微妙な、とくにピンとこないカンテラを勧められながら、

店主が私に見せずに他の袋にしまおうとしたパケの中身が、

どうもキラキラして気になる。

え、それ見せて！というと、いやこれはフェイクだからと言う。

え、え、もっと見たいw

というと、袋から出して見せてくれました。

それがこの写真のオパール

母岩の中とかすごく精密に作られていてびっくり。

ただこのピンクは無いよねって。

話を聞くと、これを作ってるのはマグダレナに住んでるある一人の男だという。

一人で手作業で一つ一つ作ってるんですって。

作り方はカンテラオパールの原石を砕き、練り、母岩を作り、

そこにオパールをはめ込むとサクッと言われたけど、

気になったので、え？どうやって？この色付けとかどうするの？と詳しく突っ込みましたが、

細かいことはわからないと苦笑いでした。

ちょっと本当に怖かったのは、

オパール部分から覗くと、母岩がしっかりとした本物の形状とまったく一緒なこと。

こんなに精密に作るのはかなりの労力だよね！？とまず思いました。

そして、いくら練りでもはめ込みでも、

最終的には周りを研磨して磨き上げるんだから、

コストや労力的にわざわざ偽物作るってどうなの？？？と思いました。

偽物らしい偽物は、母岩が一番変で分かりやすいんですが、

これは本物のオパールと混じって入ってたら、大量仕入れの大きな業者さんとかちゃんと見ずに買っちゃうんじゃないの？ってレベル。

さすがに蛍光ピンクのは分かるだろうけど、人気の青系の遊色のピースとかかなりありえそうな感じでした。

そしてこれの価格。

いくらだと思います？？？

これを見せてくれた人曰く、

もし欲しいなら250ペソでとおっしゃってました。

250ペソ、、、今のレートだと約1500円程。

値段も微妙。

コメントのしようが無い値段設定でした。

もしももしもこの遊色で本物だったら、ありえない値段の安さですが、、、、

しかしもっと気になるのは

たった一人のそのフェイクオパールを作る男とは一体！？

たった一人でメキシコカンテラオパールの偽物を作り続ける男。

それはそれで会ってみたいな。

とりあえずフェイクカンテラオパールのレポートはこれで終わります＊

また何かわかったら追加情報載せますねー。

それでは最後は今日出会った一押しのウォーターオパールで締めたいと思います＊

こちらはもちろの本物のハイグレードプレシャスオパールとなります❤︎

それではみなさん今日も良い1日をお過ごしくださいませ＊＊＊

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